【セレクトセール2019】本日の最高額は4億7000万円! 2日間の売上は205億超/当歳セッション

2019年07月09日 18:53

近藤利一氏が4億7000万円で落札したタイタンクイーンの2019(撮影:田中 哲実)

 2日間にわたって開催される「セレクトセール2019」の2日目が9日、北海道苫小牧のノーザンホースパークで行われた。

 当歳セッションとなるこの日は216頭が上場され、194頭が落札。売上は97億8400万円(以下、金額は全て税抜で表記)で、過去最高額の86億9250万円(17年)を大幅に上回る史上最高額を記録した。落札率は89.8%、1頭平均額は5043万円だった。2日間合計の売上は205億1600万円(昨年は179億1900万円)となり、こちらも史上最高額を大幅に更新した。

 1億円を超える高額落札馬は昨年の16頭を上回る20頭(うち2億超え7頭)。その中でも最高落札額となったのが、「タイタンクイーンの2019」(牡、父ディープインパクト)。「アドマイヤ」の冠名でおなじみの近藤利一氏が4億7000万円で落札した。母タイタンクイーンは日本と北米で重賞馬を3頭輩出。半兄に鳴尾記念勝ち馬のストロングタイタン、14年の当歳セッションにて6400万円で落札され目下4連勝中のミラアイトーンがいる。

 2番目の高額馬は「ベネンシアドールの2019」(牡、父ディープインパクト)。「ダノン」の冠名で知られる(株)ダノックスが2億9000万円で落札した。活躍馬の多いフェアリードールの牝系。重賞戦線で活躍した全姉デニムアンドルビーは10年の当歳セッションにて3900万円、現2勝の全兄キタノコマンドールは16年の1歳セッションにて1億9000万円で落札されている。

 3番目は「アドマイヤテンバの2019」(牡、父ロードカナロア)。冠名「ホウオウ」の小笹芳央氏が2億7000万円で落札した。母アドマイヤテンバは名牝アドマイヤグルーヴを母に持つ血統。また、牝馬最高額は「ヤンキーローズの2019」(牝、父ディープインパクト)の2億1000万円だった。

 種牡馬を引退することが決まり、現当歳馬が最後の世代となるキングカメハメハ産駒にも大きな注目が集まった。2頭が1億円を超え、最高額は「ラスティングソングの2019」(牡、父キングカメハメハ)の1億9000万円。(株)スリーエイチレーシングが落札した。

 その他では、キタサンブラックの初年度産駒でジェンティルドンナを半姉に持つ「ドナブリーニの2019」(牡、父キタサンブラック)が1億6000万円、16年の米最優秀スプリンター・ドレフォンの初年度産駒「アドマイヤセプターの2019」(牡、父ドレフォン)が2億5000万円、シルバーステートの初年度産駒「ローエキスキーズの2019」(牡、父シルバーステート)が7400万円、ドゥラメンテ2世代目の産駒「ウォッチハーの2019」(牡、父ドゥラメンテ)が1億3000万円で落札された。

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