28日に新潟競馬場で行われるアイビスサマーダッシュ(3歳上・GIII・芝直線1000m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みがサクラバクシンオー。次点で3回のファルブラヴとクロフネが続き、2回がアドマイヤムーン、ヨハネスブルグ、アフリートとなっている。
バトルプラン産駒は初出走となるが、同コースで2連勝中と勢いに乗るライオンボスが出走予定。同年の韋駄天S勝ち馬はアイビスSDで「2-1-1-1」と好成績を残しており、18年ダイメイプリンセスと14年セイコーライコウが重賞初制覇を達成している。ちなみに父バトルプランは現役時代ダート8〜9Fで活躍し、重賞はニューオーリンズH(ダート9F・G2)1着、スティーヴンフォスターH(ダート9F・G1)2着の実績を持つ。
ショウナンカンプ産駒は延べ3頭が出走して「0-1-0-2」、まだサンプルは少ないものの同産駒は好相性を示すサクラバクシンオーが父系となる注目の血統だ。今年はラブカンプーとミキノドラマーがスタンバイ。前者は昨年2着の実績があり、後者は同コースで3勝を挙げる活躍に加え、鞍上に直千競馬のスペシャリスト西田雄一郎騎手を迎える点も心強い。
ダイワメジャー産駒は延べ4頭が出走して「0-0-0-4」、12年ビウイッチアスは1人気ながら10着と大敗を喫している。今年はオールポッシブル、ビップライブリー、レッドラウダが出走を予定しているが、元来サンデーサイレンス系種牡馬が過信できない傾向にあることからも苦戦は免れないだろう。
アルデバラン産駒は延べ2頭が出走して「0-0-1-1」、いずれも今回出走するレジーナフォルテによる成績だ。同馬は3度目の出走となるが、今年は鞍上が杉原誠人騎手から内田博幸騎手へと替わる点をどう捉えるか。なお、母の父ボストンハーバーは「2-0-1-1」という成績で、2勝の内訳は15・16年と連覇を達成したベルカントとなる。