良血馬シンハリングが新潟芝1600mにてデビュー予定(撮影:佐々木祥恵)
今週の新潟競馬場でデビューする注目の2歳馬6頭について、関係者のコメント。
【8月3日(土)】
■新潟5R 芝1600m 牝馬限定
・アミークス(牝2・美浦・栗田徹厩舎 父オルフェーヴル 母ヘアキティー 母父Wildcat Heir)
栗田調教師のコメント
「背中が良くて動きも良いです。速い時計の稽古を順調に消化しています。オルフェーヴル産駒ですが、精神的にも安定しています。素質のある馬で初戦から期待しています」
・シンハリング(牝2・美浦・国枝栄厩舎 父ダイワメジャー 母シンハディーパ 母父ウォーエンブレム 母は、2016年のオークス(GI)を含めて重賞3勝のシンハライトと2016年のマーメイドS(GIII)優勝のリラヴァティの半姉にあたり、2011年ラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)勝ちのアダムスピークの半妹にあたる)
国枝調教師のコメント
「このレースを目標に順調に来ています。質、量とも調教をしっかりやって態勢は整っています。飼い葉食いも悪くありませんし、牝馬特有の切れ味がありますので楽しみです」
【8月4日(日)】
■新潟5R 芝1600m
・クロスセル(牝2・美浦・和田正一郎 父ルーラーシップ 母トップセラー 母父スペシャルウィーク 母の半弟に2006年の青葉賞(GII)を含めて重賞2勝、2006年のダービー(GI)2着のアドマイヤメインがいる)
和田調教師のコメント
「500キロを超える大型馬で、体に幅がありますし、見た目も迫力がありますね。性格的に慎重な面がありますが、馬が納得すれば大丈夫です。今週(7/31)はダートコースである程度負荷をかけた追い切りをしましたが、時計は結構出ています。切れるというより長く脚を使うタイプのように思います。初戦から楽しみにしています」
・ショコラブリアン(牝2・美浦・尾関知人厩舎 父ダイワメジャー 母カトマンドゥ 母父Country Reel)
尾関調教師のコメント
「早いうちにゲート試験に合格しており、東京開催でも使えるくらいでしたが、咳が出るなどの体調面を考慮して、無理せず新潟あたりを目標に切り替えました。放牧先で体調を整えて帰厩してからは、順調に進めていけていますし、良い流れできています。
前向きな気性で良い走りをしますね。ダイワメジャー産駒ですけど、今のところ距離は持ちそうな感じがしますし、マイルを使ってみます。ゲートも速く、新潟コースも合うと思います」
・セントオブゴールド(牡2・美浦・木村哲也厩舎 父ディープインパクト 母キューティゴールド 母父フレンチデピュティ 全姉に2014年秋華賞(GI)、2015年ジャパンC(GI)など重賞3勝のショウナンパンドラ、叔父に2001年の香港ヴァーズ(GI)、ドバイシーマクラシック(GII)を含む重賞4勝のステイゴールドなどがいる)
太田調教助手のコメント
「時間をかけて丁寧に乗り込んできています。飼い葉食いが安定しなかったりとまだ若さがありますが、追い切りの動きなどからは素質を感じます。あとは現時点の状況でどこまでやれるかですね」
■新潟6R 芝1400m
・シャイニールミナス(牝2・美浦・岩戸孝樹厩舎 父ブラックタイド 母ムカラファ 母父Deputy Commander)
岩戸調教師のコメント
「前向きな気性で初戦から力を出せそうな感じです。今週(7/31)は津村騎手が乗って、芝コースで併せ馬で追い切りましたが、唸るような動きで状態も良さそうです。どんな競馬をしてくれるか楽しみです」
(取材・文:佐々木祥恵)