紫苑Sでは人気の一角として臨むカレンブーケドール(撮影:下野雄規)
netkeibaデータベースのリニューアルにより加わった「データ分析」から興味深い数値を紹介します。「データ分析」では騎手と調教師の相性も一目瞭然。「直近1年」「直近5年」「通算」のコンビ実績を調べることができます。「データ分析」から浮かび上がった紫苑Sの「ゴールデンコンビ」はこちら。
【国枝栄厩舎×津村明秀騎手(カレンブーケドール)】
このコンビの「直近1年」成績は1-2-0-3。複勝率50.0%、複勝回収率281.7%となっている。とはいえ、僅か6回の出走で、うち2回は今回コンビを組むカレンブーケドールとのものなので、これだけでは厩舎との相性が良いとは断言できない。
そこで「直近5年」成績もチェックしてみよう。成績は3-2-2-13。複勝率35.0%、複勝回収率217.5%で、十分に高い回収率を維持している。好走例を紐解いてみると、17年3歳未勝利(マンハイム・10番人気1着)、16年サンシャインS(インナーアージ・9番人気1着)、17年常総S(カレンリスベット・10番人気3着)と、人気薄での激走が目立つ。しっかりと実績を積み重ねてきたことが、カレンブーケドールへの騎乗に繋がったのだろう。
厩舎の主戦ともいえる蛯名正義騎手が調教師への転身を見据えているだけに、ここでしっかり結果を出し、新たな主戦候補として名乗りをあげたいところだ。