現地時間14日、イギリスのドンカスター競馬場でクラシック三冠の最終戦、G1・英セントレジャー(3歳牡牝・芝2900m・8頭立て・1着賞金39万6970ポンド=約5366万円)が行われた。
道中は後方から進んだ1番人気ロジシャン(牡3、L.デットーリ騎手)が最後の直線で外ラチ沿いまで持ち出して突き抜け、2着サーロンプリーストリー(牡3、F.ノートン騎手)に2.1/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは3分00秒27(良)のコースレコード。
2着争いは3頭が混戦となったが、内からジリジリと末脚を伸ばしたサーロンプリーストリーがこれを制した。アタマ差の3着にネイエフロード(牡3、A.アッゼニ騎手)。さらに3/4馬身差の4着は2番人気のサードラゴネット(牡3、D.オブライエン騎手)だった。
ロジシャンは父Frankel、母Scuffle、その父Daylamiという血統。イギリスのJ.ゴスデン厩舎の管理馬。GIはこれが初出走だったが無傷5連勝での戴冠となった。重賞は前走のグレートボルティジュールS(英G2)に次いで2勝目。
また、鞍上のデットーリ騎手はこれで英セントレジャー6勝目。2008年のコンデュイット以来、11年ぶりの勝利となった。