『一から始める! サラブレッド血統入門』などの血統書籍でお馴染みのサラブレッド血統センター・平出貴昭氏による新作『覚えておきたい世界の牝系100』が9月26日(木)に発売される。
同書は2014年に発売された『覚えておきたい日本の牝系100』の世界版。最近の活躍が目立つ世界的な牝系の牝系図と解説が掲載されている。
掲載馬はノーザンダンサー、セクレタリアト、ニジンスキー、ガリレオ、フランケルなどの世界的名馬・名種牡馬だけでなく、テイエムオペラオー、キングカメハメハ、ディープインパクト、ロードカナロア、ジェンティルドンナ、アーモンドアイ、サートゥルナーリアなどの日本の名馬も登場している。
netkeiba.comでは、同書を5名様にプレゼント!ご希望される方は下記応募フォームよりお願い致します。応募締切は9月30日(月)の正午まで! なお、当選者の発表は発送をもってかえさせていただきます。
本ニュースでは、特別に同書の一部をご紹介!
<アーモンドアイを出した世界的牝系>ベストインショウ Best in Show 系はエルグランセニョール El Gran Senor などの種牡馬から、名牝ラグズトゥリッチズ Rags to Riches、アーモンドアイら世界各国で活躍馬を送る大牝系だ。
トライマイベスト Try My Best は2歳時3戦3勝の英愛2歳チャンピオン。種牡馬入り後は、豪チャンピオンサイアーのラストタイクーン Last Tycoon やワージブ Waajib などにより父系を伸ばしている。
トライマイベストの全弟エルグランセニョールは愛ダービーなどG1を3勝し、種牡馬としては英・愛2000ギニーのロドリゴデトリアーノ Rodrigo de Triano(エリモエクセルなどの父)やキングジョージ6世&クイーンエリザベスSのベルメッツ Belmez などを出している。
それらの妹ロッタレース Lotta Laceは日本に輸入され、産駒フサイチパンドラはエリザベス女王杯を繰り上がりで勝利。母として2018年の牝馬3冠馬アーモンドアイを送った。同馬はジャパンCで2分20秒6の驚異的な日本レコードを樹立し、翌年のドバイターフも制覇。日本競馬史に残る名牝への道を歩んでいる。
ブラッシュウィズプライド Blush With Pride の牝系からは、ベルモントSを勝った牝馬ラグズトゥリッチズ、欧州でG1・4勝のピーピングフォーン Peeping Fawn と、同い年の米&全欧3歳牝馬チャンピオンが出ている。その他、マイルG1・5勝のスピニングワールド Spinning World 、豪州リーディングサイアーのリダウツチョイス Redoute's Choice、19年プリークネスSのウォーオブウィル War of Will など、活躍馬は枚挙に暇がない。
以上「Best in Show」の章から抜粋
『覚えておきたい世界の牝系100』
【著者】平出貴昭(サラブレッド血統センター)
【ページ数】240ページ
【定価】1000円+税
【発売日】9月26日(木)
【出版社】主婦の友社
【判型】B6判
《平出貴昭プロフィール》
サラブレッド血統センター所属。『週刊競馬ブック』で『血統見聞録』を連載する他、「優駿」「サラブレ」「スポルティーバ」「POGの達人」などにも寄稿している。本書の他の著書に『一から始める! サラブレッド血統入門』(KADOKAWA)『覚えておきたい日本の牝系100』(スタンダードマガジン)『日本の牝系』(競馬通信社)。