28日に阪神競馬場で行われるシリウスS(3歳上・GIII・ダ2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる6回の馬券絡みがキングカメハメハ。次点で3回のネオユニヴァースが続き、2回がアグネスデジタル、ウォーエンブレム、ゼンノロブロイ、マンハッタンカフェとなっている。
ジャングルポケット産駒は延べ2頭が出走して「1-0-0-1」。15年の勝ち馬アウォーディーはシリウスSで重賞初制覇を飾ると、その後も破竹の勢いで重賞5連勝(地方交流重賞を含む)を達成してみせた。今年出走予定のモズアトラクションも前走エルムSで重賞初制覇となった勢いに注目。
ゼンノロブロイ産駒は延べ3頭が出走して「0-1-1-1」。勝ち馬こそ輩出できていないものの、馬券に絡めなかった13年ハートビートソングも3着とはハナ差4着と善戦していた。登録のあるグリムは白山大賞典へと向かう見込みだが、出走した場合は58kgのトップハンデを背負うことになる。
ハーツクライ産駒は延べ3頭が出走して「0-0-1-2」。タイムフライヤーとロードゴラッソの2頭がスタンバイしているが、前者は母がタイムパラドックスの全妹にあたる血統でもあり、初ダートとなった前走エルムSの内容からも慣れが見込めれば前進に期待できそうだ。
キングカメハメハ産駒は延べ16頭が出走して「1-3-2-10」。好走例こそ多いものの、勝ち馬は12年のナイスミーチューに限られる。今年はジョーダンキングとロードアルペジオの2頭が出走予定。どちらも阪神のダートコースでは負けても+0.2s以内に留まっており、底を見せていない強みを活かせれば大駆けがあっても驚けない。