10日、金沢競馬場で行われた白山大賞典(3歳上、交流GIII・ダート2100m、1着賞金2500万円)は、岩田康誠騎手騎乗の2番人気レマーズガール(牝6、栗東・湯浅三郎厩舎)が好位追走から4角で先頭に立つと、直線で7番人気ビッグドンに3馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分15秒9(良)。さらに5馬身差の3着には6番人気レイナワルツが入った。なお、1番人気に支持されたグラッブユアハートは4着に敗れた。
勝ったレマーズガールは、父Defrere、母タイムレスツイスト(その父Timeless Moment)という血統の米国産馬。デビュー4戦目で初勝利を挙げると、ダート重賞初挑戦となった03年関東オークス、続くスパーキングレディーC(共に交流GIII)を制し重賞2連勝。その後も04年、05年TCK女王盃(交流GIII)連覇、04年エンプレス杯(交流GII)、04年クイーン賞(交流GIII)を制すなど交流重賞でコンスタントに活躍。今年に入ってからも堅実な走りを続けており、7月のスパーキングレディーCで7つ目の重賞タイトルを奪取した。前走の日本テレビ盃(交流GII)は3着に敗れていた。通算成績41戦10勝(うち地方27戦8勝、重賞8勝)。