【府中牝馬S予想】 オンナ同士の意地がぶつかるアツーイ戦い! 凱歌が上がるのは大人びた淑女か、野性味あふれるニューヒロインか?/JRAレース展望

2019年10月13日 18:33

2年前の府中牝馬Sを逃げ切って、重賞初勝利を挙げたクロコスミア。それ以来、勝利から遠ざかっており、一昨年の再現を期待したいところ。(撮影:下野雄規)

 女子はいつも戦っている。最近、とみにそう思うのである。3〜4人で横に並び、歩道を埋めるように歩く女子高生。すれ違う人は、窮屈そうに街路樹ギリギリを歩く。女子高生の誰か1人が下がって後ろにつけばいいのにと思うが、決してそうはならない。譲ることは負けなのである。いや、あくまでも近所でよく見かける風景ということで、女子高生全員がそうだと言っているわけではないですよ。

 というわけで、女同士の戦いは怖い。根が深い。だから面白い。GIともなると、突き抜けた淑女同士が華麗に争うイメージでスマートだが、GIIやGIIIになると、もっと野性味が出てくる。次のスケバン…失礼、女王の座を目指して、下克上精神たっぷりの、まだ垢抜けない牝馬が出てくる。その戦いぶりも面白いし、その挑戦をGI牝馬が悠々と退ける様子も、またたまらない。

 府中牝馬Sはそんな名勝負の宝庫だ。印象深かったのは04年。川島信二騎手と深い絆で結ばれたオースミハルカが、5番人気ながらしっかりと抜け出して快勝。クイーンSに続く重賞連勝を飾った。GIを勝つんだ。エリザベス女王杯まで負けられないんだ。そんな人馬の思いが伝わるようなレースぶりだった。残念ながら、続く女王杯はアドマイヤグルーヴの2着に敗れた。

 今年の府中牝馬Sはクロコスミアを買いたい。春のヴィクトリアマイルで3着だったように、まだまだ元気。札幌記念は7着も直線でスムーズさを欠いた。女同士のレースで、再びファイトを燃やしてくれるはずだ。
(文=スポーツニッポン・鈴木正)

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