05年のアメリカJCC(GII)など重賞3勝を挙げたクラフトワーク(牡6、美浦・後藤由之厩舎)が、現役を引退することになった。今後は北海道苫小牧市のノーザンホースパークにて乗馬として繋養される予定。
同馬は、父ペンタイア、母はJRA・4勝のワーキングガール(その父パドスール)という血統。半兄に00年函館記念(GIII)を制したクラフトマンシップ(父フレンチグローリー)、伯父に86年の皐月賞(GI)を制したダイナコスモスがいる。02年9月のデビュー時から、主に中距離を中心に活躍。04年函館記念でファインモーションを破って重賞初制覇を飾ると、5か月の休養を挟んで臨んだ05年中山金杯(GIII)、続くアメリカJCCも制し重賞3連勝を達成。その後、股間節を痛めて1年1か月の長期休養に入り、今年の中山記念(GII-12着)で復帰したものの、その後は不振で、最後のレースとなった毎日王冠(GII)も14着に敗退していた。通算成績19戦6勝(重賞3勝)。