昨年の覇者スーパーステションは道営記念に登録せず(撮影:田中哲実)
今夜の開催「14回門別・3日目」は今シーズンの通算71日目にあたり、全80日間の門別グランシャリオナイターはちょうど「残り10日間」というところまで押し迫ってきた。一昨日の15日には、今季を締めくくるラストレース「第62回道営記念H1/2000m外回り」(11月7日)のファン投票の結果も発表された。
出走予定だった瑞穂賞H2を前に「ちょっと不安な部分が出た」(角川秀樹師)ということで同レースを回避し、この道営記念H1も出走申し込みのなかったスーパーステションと、先日JRA(栗東・長谷川浩大厩舎)に移籍したハッピーグリンを除き、出走申し込みのあった上位9位タイまでの8頭に優先出走権が与えられた。
上位20頭はこちらより(外部サイトにアクセスします)<第62回 道営記念ファン投票結果(上位8頭)>※ホッカイドウ競馬公式サイトより
1位 スーパーステション 748票 ※登録せず
2位 オヤコダカ 594票
3位 ヒガシウィルウィン 369票
4位 ハッピーグリン 311票 ※JRAへ移籍済
5位 リンゾウチャネル 225票
6位 エスシーレオーネ 173票
7位 エスシーカレント 121票
8位 バルダッサーレ 106票
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9位 ステージインパクト 101票
9位 モルトベーネ 101票
詳しくは、ホッカイドウ競馬より道営記念H1出走予定馬に関するプレスリリースが今夜、発表された
(出走予定馬 ホッカイドウ競馬公式HPに移動します)ので、詳細はそちらでも御確認いただきたい。
ともあれ、2連覇を目指した絶対王者スーパーステションの出走見送りは残念ではあるが、休養を経て、また素晴らしいパフォーマンスを見せてくれることを期待したい。
風雲急を告げる中、前哨戦「瑞穂賞H2」の上位3頭(1着バルダッサーレ、2着ヒガシウィルウィン、3着オヤコダカ)に9年ぶり史上5頭目「三冠馬」リンゾウチャネル、一昨年の覇者ステージインパクトらも含めた、熾烈な追い比べとなりそうな道営記念H1。11月7日(木)に控える頂上決戦が、今から待ち遠しい。
シーズン終了まで、開催はあと10日間。ファイナルカウントダウンに入った今夜17日のメイン12Rは、JBC協会協賛スタリオンシリーズの「ケープブランコ賞」(提供:公益社団法人・日本軽種馬協会)だ。1800m外回りを舞台に、11頭によって行われるが、JRA3歳未勝利で転入からダート替わりで2連勝中の素質馬アイアムレジェンドが注目を一身に浴びることになるか。天皇賞・春の優勝馬にして、種牡馬としてもサンビスタらを輩出したスズカマンボの半弟という良血馬だ。
父ハーツクライということもあって、JRA在籍時には8戦すべて芝レースへの出走だったが、3着2回に留まりホッカイドウ門別への転入となったのだが、このままダートで大器が本格化を辿っていくことになるのか。「勝って同条件」の一戦だが、相手関係は却って前走よりも楽になった感もある。そのパフォーマンスに大いに注目だ。20時35分の発走を、楽しみにお待ちいただきたい。
(文=ひだか応援隊)