【菊花賞】近年はディープインパクト所縁の血統が活躍/データ分析(血統・種牡馬編)

2019年10月18日 14:25

菊花賞 過去10年

 20日に京都競馬場で行われる菊花賞(3歳・牡牝・GI・芝3000m)について血統・種牡馬別に検証していく。

 過去10年で最多となる6回の馬券絡みがディープインパクト。次点で4回のステイゴールドが続き、3回がキングカメハメハとなっている。

 ディープインパクト産駒は「2-2-2-23」。18年フィエールマン、16年サトノダイヤモンドと2頭の勝ち馬を輩出しているが、17年は母の父ディープインパクトのキセキが制し、15年はディープインパクトの全兄にあたるブラックタイド産駒のキタサンブラックが勝利するなど、近4年の勝ち馬はいずれもディープインパクトに所縁のある血統だ。今年はサトノルークス、メイショウテンゲン、ワールドプレミアの3頭が出走予定。また、ディープインパクトの孫世代となるザダル(父トーセンラー)、ナイママ(父ダノンバラード)にも注目しておきたい。

 ルーラーシップ産駒は「1-0-0-2」。17年キセキは同産駒として初出走・初制覇を達成している。今年はヒシゲッコウとヴァンケドミンゴの2頭がスタンバイ。前者は半兄ステルヴィオが18年マイルチャンピオンシップを制しており、後者は全兄サンリヴァルが18年皐月賞で2着の実績を持つ。共にGIでも格負けしないポテンシャルを秘めている血統と言えそうだ。

 ジャスタウェイ産駒は初出走となるが、上位人気と目されるヴェロックスのほか、カリボールが出走予定。皐月賞2着、日本ダービー3着とクラシックで惜敗の続くヴェロックスはSchwarze Kutteから続くドイツ牝系のSライン。これは01年菊花賞を制したマンハッタンカフェの牝系でもあり、最後の一冠に向けて期待が高まるのも当然か。

 ハービンジャー産駒は「0-0-0-6」。昨年は展開にも恵まれず、1人気のブラストワンピース(4着)が結果を残せなかった。今年はニシノデイジーとシフルマンが出走を予定しているが、前者は98年菊花賞をレコードで制したセイウンスカイの血を引く貴重な血統。西山牧場が紡いできた母系にロマンを感じる人も少なくないだろう。

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