11月3日に京都競馬場で行われるみやこS(3歳上・GIII・ダ1800m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、18年はJBC競走が京都競馬場で開催されたために休止となっている。
過去8回で最多となる4回の馬券絡みがキングカメハメハ。3回でシニスターミニスターとスペシャルウィークが続く。また、現状では2勝以上を挙げる種牡馬がおらず、血統傾向もバラエティに富んでいる印象だ。
ケイムホーム産駒は「0-0-0-1」、同コースの種牡馬成績は「6-7-2-68」複勝率18.1%。今年のフェブラリーSを制したインティが秋緒戦を迎えるが、同コースでは2戦2勝、観月橋Sでは2着馬に5馬身差を付けて快勝している実績がある。また、11年の勝ち馬エスポワールシチーや10年の勝ち馬トランセンドがフェブラリーSで実績を残していることからも戦歴を強調できそうだ。
ネオユニヴァース産駒は「0-1-0-2」、同コースの種牡馬成績は「34-49-40-310」複勝率28.4%。ウェスタールンド、スマハマの2頭が出走を予定しているが、どちらも上位人気と目される。前者は母ユーアンミーが98年フォワードギャルS(米GIII)の勝ち馬、後者は母サウンドザビーチが07年TCK女王盃(JpnIII)の勝ち馬なので、ダート重賞で一線級の活躍を見せていることにも頷ける血統と言えるだろう。
ヘニーヒューズ産駒は初出走となるが、同コースの種牡馬成績は「5-5-9-40」複勝率32.2%。同産駒からは今年のユニコーンSを制したワイドファラオがスタンバイ。近親に09年カペラSなどを制したミリオンディスクなどがいる血統で、今回は前走から400mの距離延長に対応できるかどうかが焦点となりそうだ。
シニスターミニスター産駒は「1-1-1-1」、同コースの種牡馬成績は「12-7-7-93」複勝率21.8%。14年1着&13年2着とインカンテーションが2年連続で好走しているほか、今年出走するキングズガードも17年3着の好走歴がある。8歳馬のキングズガードは近走の成績からも衰えは感じられず、前崩れの展開になれば出番があるかもしれない。