A.オブライエン厩舎のテンソヴリンズが現役引退、来春より種牡馬入りが決定

2019年11月04日 11:30

 エイダン・オブライエンが管理するG1・2勝馬テンソヴリンズ(牡3、父ノーネイネヴァー)の、現役引退が発表された。

 10月19日にオーストラリアのロイヤルランドウィックで行われたG1ジエヴェレスト(芝1200m)に出走して12着に敗れた後、11月9日にフレミントンで行われるG1VRCクラシック(芝1200m)が次走と発表されていた同馬だが、結局オーストラリア遠征を1戦のみで切り上げ、帰国して来春の種牡馬入りに備えることになったものだ。

 G3ペネロープ賞(芝2100m)4着馬シーキングソラスの4番仔で、17年のタタソールズ・オクトバーセール・ブック2に上場されたところ、クールモアの代理人に20万ギニー(当時のレートで約3198万円)で購買されたテンソヴリンズ。

 2歳時は3戦し、G1ミドルパークS(芝6F)を含む無傷の3連勝をマーク。3歳緒戦となったG1英二千ギニー(芝8F)で1番人気に裏切り5着に敗れると、以降は短距離路線に専念。7月にニューマーケットのG1ジュライC(芝6F)を制し、2度目のG1制覇を果たしていた。

 G1ミドルパークSの勝ち時計1分10秒04はレース史上第3位の好タイムで、G1ジュライCの勝ち時計1分9秒31はレース史上第2位の好タイムと、抜群のスピードを見せた同馬は、父も繋養されているアイルランドのクールモアスタッドで供用予定。種付け料などは、近々発表されることになっている。

(文:合田直弘)

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。