21日、東京競馬場で行われた1R・2歳未勝利(芝1400m)は、横山典弘騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.1倍)サンダーアロング(牡2、美浦・古賀史生厩舎)が、後方待機から直線大外に持ち出し、4番人気キングケイザンオーに1.1/4馬身差をつけ差し切った。さらに1.1/2馬身差の3着に3番人気プレジデンツカップが入った。勝ちタイムは1分23秒5(良)。
勝ったサンダーアロングは父Johannesburg、母Abby Normal(その父Seattle Slew)という血統の米国産馬。伯父にDancing Dissident(テンプルS-英G2、父Nureyev)がいる。10月1日のデビュー戦(中山・芝1600m)は1番人気に推されたが、出遅れもありコーナーストーンからクビ差の2着だった。通算成績2戦1勝。
なお、父Johannesburgは01年の米英仏愛4か国で2歳牡馬チャンピオンになった名馬で、01年BCジュヴェナイル(米G1・ダート8.5f)の勝ち馬。現2歳が初年度産駒で、JRAでは産駒初勝利となった。アメリカでは14日に行われたシャンペンS(米G1・ダート8.5f)で、スキャットダディ Scat Daddyが初G1制覇を達成している。