21日、東京競馬場で行われた4R・2歳新馬戦(芝1800m)は、蛯名正義騎手騎乗の3番人気ヴェルトマイスター(牡2、美浦・小島太厩舎)が、道中2番手から直線入り口で先頭に立つと、内目を力強く伸び、後続の追撃を押し切った。1.1/4馬身差の2着に後方から鋭い脚を見せた1番人気クルサード、さらに2.1/2馬身差の3着に7番人気トウカイカントリーが入った。勝ちタイムは1分50秒8(良)。日本ダービー馬タニノギムレットの全弟で、2番人気に推されていたハイドパークは7着に敗れた。なお、6番人気タニノダイハードは競走を中止している。
勝ったヴェルトマイスターは父マンハッタンカフェ、母は01年ファルマスS(英G2)、01年ミュゲ賞(仏G2)など欧米で重賞3勝、日本でも01年キャピタルS(OP)に勝っているプラウドウイングス(その父Dashing Blade)という血統。本馬は母の初仔となる。