【ステイヤーズS】リピーターの活躍が目立ち、高齢馬でも侮れない/データ分析(血統・種牡馬編)

2019年11月28日 10:00

ステイヤーズS 過去10年

 30日に中山競馬場で行われるステイヤーズS(3歳上・GII・芝3600m)について血統・種牡馬別に検証していく。

 過去10年で最多となる6回の馬券絡みがディープインパクト。次点で4回のネオユニヴァースが続き、3回がアドマイヤドン、エルコンドルパサーとなっている。なお、芝3600mという類例のない条件で行われるため、リピーターの活躍が目立つことも特徴だ。

 アドマイヤドン産駒は「3-0-0-0」。いずれもアルバートによる成績で、今年は同一重賞4勝の偉業に挑むことになる。過去には12年トウカイトリック(牡10)、08年マイネルキッツ(牡8)、と高齢馬による優勝も見られるため、同馬にも息の長い活躍を期待したいところだ。

 スウェプトオーヴァーボード産駒は「1-0-0-0」。今年はリッジマンがディフェンディングチャンピオンの立場で臨むことになる。父の産駒は幅広い距離適性を示しているが、同馬もダート1000mでデビュー勝ちをしたにもかかわらず、ステイヤーとして開花した個性派。今年は昨年よりも斤量が1kg増えることがポイントか。

 ディープインパクト産駒は「0-4-2-2」。勝ち馬こそ出せていないものの、ファタモルガーナ「0-3-0-1」、モンドインテロ「0-0-2-0」などは複数回にわたって好走している。今年はモンドインテロが3度目の出走を目論むほか、今年の弥生賞を制したメイショウテンゲンがスタンバイ。

 ステイゴールド産駒は「0-1-1-9」。15年トゥインクル(4人気3着)、10年ジャミール(2人気2着)、と好走例こそ少ないが、4着以下に敗れた9頭はいずれも5人気以下の人気薄だった。今年はオジュウチョウサンとララエクラテールの2頭が出走予定。前者は昨年の有馬記念では最後まで見せ場十分の走りを披露していたので、障害で鳴らした中山であれば平地重賞制覇にも期待が持てそうだ。

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