【中日新聞杯】初出走の種牡馬の産駒はディープインパクトの牙城を崩せるか/データ分析(血統・種牡馬編)

2019年12月05日 10:00

中日新聞杯 過去7回

 7日に中京競馬場で行われる中日新聞杯(3歳上・GIII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、2017年から施行時期が金鯱賞と入れ替わっているが、3月に開催されていた2012〜2016年もデータの集計対象とする。

 過去7年で最多となる6回の馬券絡みがディープインパクト。次点で3回のキングカメハメハが続き、2回がステイゴールドとなっている。なお、今年はアイルハヴアナザー、エイシンフラッシュ、サマーバード、ジャスタウェイ、ストーミングホーム、タートルボウル、ノヴェリスト、Blame、Frankel、と産駒初出走の種牡馬が多い。

 ディープインパクト産駒は「4-1-1-10」。過去7年で4頭の勝ち馬を出しており、14年マーティンボロは10人気で勝利しているように人気薄でも侮れない。今年はアイスバブル、サトノガーネット、サトノソルタスの3頭が出走予定。上位人気と目されるサトノソルタスは、母アイランドファッションがアメリカG1を3勝・2着4回の実績馬で、04年には安田記念にも出走を果たしている。

 ステイゴールド産駒は「0-1-1-4」。昨年は12人気のショウナンバッハが勝ち馬からハナ差2着に善戦しており、高配当の立役者となっていた。今年、4度目の出走となるショウナンバッハは半弟にキタサンブラックがいる血統だ。

 Frankel産駒は初出走となるがタニノフランケルに注目が集まる。母ウオッカは07年に日本ダービーを牝馬として64年ぶりに勝利するなど、GI・7勝の活躍を見せた名牝。今年、訃報が届いた母のためにも更なる活躍を期待したいところだろう。

 ストーミングホーム産駒も初出走となるが、ゴドルフィンの良血アイスストームがスタンバイ。12年フローラSの勝ち馬ミッドサマーフェアや17・16年と2年連続でカルティエ賞最優秀ステイヤーに選出されたOrder of St Georgeとはいとこの間柄。2走前の小倉記念では2人気の支持を集めており、巻き返しなるか注目したい。

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