21日に阪神競馬場で行われる阪神C(3歳上・GII・芝1400m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みがフジキセキとディープインパクト。次点で3回のシンボリクリスエスとダイワメジャーが続く。また、14・13年
リアルインパクト、12・11年
サンカルロ、10・09年
キンシャサノキセキ、と連覇していた馬たちをはじめとしたリピーターの活躍が目立つことも特徴だ。
ディープインパクト産駒は「2-0-3-13」。先述の通り、14・13年と
リアルインパクトが連覇を達成しているが、どちらも8人気と人気薄での勝利だった。今年は
グランアレグリアが上位人気と目されるが、牝駒は昨年も1人気の
ジュールポレールが5着に敗れており、「0-0-0-6」と未だ結果を残せていない。
ハーツクライ産駒は初出走となるが、
ノーワン、
マイスタイル、
ロジクライと一挙に3頭が出走する。なお、同コースの種牡馬成績は「12-10-10-75」勝率11.2%・複勝率29.9%となっており、単110%・複124%と回収率はプラス収支をマーク。また、
ノーワンと
ロジクライにおいては既に重賞で好走歴のあるコースだ。
キンシャサノキセキ産駒は「1-0-0-2」。父
キンシャサノキセキは10・09年と阪神Cを連覇しており、16年の勝ち馬
シュウジは父子制覇を達成。なお、延べ3頭の出走成績はすべて
シュウジによるもので、今年は自身4度目の出走となる。
また、今年はフジキセキの孫世代にあたる
ダノンシャンティ産駒の
スマートオーディンがスタンバイ。過去10年でフジキセキが父系となる馬が5勝を挙げている相性の良さもあり、自身も同コースで行われた阪急杯を制している実績を強調できそうだ。