19日に京都競馬場で行われる日経新春杯(4歳上・GII・芝2400m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みがキングカメハメハ、ディープインパクト、マンハッタンカフェ。4回でゴールドアリュールが続き、3回がステイゴールドとなっている。
キングカメハメハ産駒は「4-0-1-7」。17年ミッキーロケット、16年レーヴミストラル、12年トゥザグローリー、11年ルーラーシップ、好走する場合には1着になる確率が高いことも同産駒の特徴と言えるだろう。今年は19年京都新聞杯の勝ち馬レッドジェニアルが出走を予定しているが、その母レッドアゲートは08年フローラSを制しているほか、10年日経新春杯でも12人気3着(12頭立て)という激走実績を持つ。
ディープインパクト産駒は「2-1-2-13」。19年グローリーヴェイズ、14年サトノノブレスと2頭の勝ち馬を出しているほか、12年2着のダノンバラード含めて連対した3頭はいずれも4歳の牡馬だった。今年はサトノガーネット、スズカディープ、レッドレオンの3頭が出走予定。牡馬相手に中日新聞杯で重賞初制覇となった牝馬のサトノガーネットに注目が集まるが、サトノノブレスの実績を引き合いに出せば、今回も侮れない存在となりそうだ。
ステイゴールド産駒は「1-1-1-5」。18年にパフォーマプロミスが勝ち馬となっており、昨年もルックトゥワイス(5人気2着)、シュペルミエール(3人気3着)と2頭が馬券内に好走を果たしている。今年はアクートとアフリカンゴールドが出走を予定しているが、後者は半兄に14年ドバイワールドCなどを制したAfrican Storyがいる血統なので秘めたるポテンシャルは高い。