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冬競馬の舞台裏 内田博幸騎手の防寒対策&熱い心構えに感心

2020年01月21日 14:00

内田博が防寒用に着ている登山用の薄手のジャンパー

 18日の中山競馬は激しい雪や雨が降る厳しい気象条件の下で競馬が行われた。最高気温は3度。こんな時は誰もが疑問に思うだろう。外に出たらブルブルと凍えてしまうのに、明らかに薄着のジョッキーは寒くないのだろうか?と。

 そこで最終12レースでダイワダグラスを勝利に導いた内田博幸騎手(49)=美浦・フリー=を直撃。すると、「全然、平気だよ。俺らはレースというゴール(目標)があるからね。そういうものがない、ガードマンさんみたいな人の方が大変だよ」とサラリと言ってのけた。さすがは鉄人。それでもある程度の防寒対策は施しているはず。この機会に騎手の防寒具を見せてもらった。

 「勝負服の下は何を着てもOK。体重さえオーバーしなければね。自分は薄手の登山用ジャンパー、プロテクターの下に紙製のジャケットを着ているよ」。ルメールのように、冬場はネックウォーマーをつけて乗る騎手もいる。ジョッキーの防寒着は騎乗の邪魔にならないように動きやすく、かつ保温性の高さが求められるのだ。

 ちなみに真冬でもナイター開催を行っている南関東の船橋競馬では、騎手の負担重量が夏季より0・5キロ重くなっている。これは騎手が勝負服の下に防寒着を着る分の重量が上乗せされているためだという。厳しい寒さのなかで頑張る騎手たちのために、JRAもこの制度を導入してみてはどうだろうか。

 さらに話題は昨年末から落馬負傷などにより、関東所属ジョッキーの戦線離脱が続出している件に及んだ。内田博は「競馬に乗る以上、それは仕方ない。もちろん避けられる事故もあるが、馬の故障みたいな、どうしようもないアクシデントは起こってしまう。だけど、それにビビっていたら競馬に乗れないよ」。

 続けて、「だからファンに感動を与えられる競馬ができると思っているし、いい結果を出せた時の喜びも大きい。危険と隣り合わせの職業なのは確かだけど、そこは気をつけて仕事を全うできるように心掛けている。少しでも上の着順を目指せるように頑張るだけだよ」と言い切った。

 ジョッキーは冬場の過酷な寒さのなかでも命を懸けて乗っている。だからこそ馬券が外れた時も、ヤジや罵声など飛ばさず、暖かい目で見守ってほしいと思う。(デイリースポーツ・刀根善郎)

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