地方競馬通算12勝目を挙げたミシェル騎手(右)とブラックテキーラを管理する小久保智調教師(撮影:高橋正和)
19日に浦和競馬場で行われた第8R・越生梅林賞(ダ1400m・12頭)は、3番手で進めたM.ミシェル騎手騎乗の1番人気ブラックテキーラ(牡4、浦和・小久保智厩舎)が第3コーナーで前に並びかけ、直線で抜け出して優勝した。勝ちタイムは1分31秒0(良)。
2着には2.1/2馬身差で10番人気シンボリダムール(牡7、浦和・柘榴浩樹厩舎)、3着には1/2馬身差で3番人気モリデンワルツ(牡5、浦和・山越光厩舎)が入った。
ブラックテキーラ鞍上のM.ミシェル騎手は地方競馬通算12勝目。ミシェル騎手は、この日の終了時点で地方競馬108戦12勝。勝率11.1%、連対率19.4%となっている。
【ミカエル・ミシェル騎手】
「レース前に先生たちからいいアドバイスをいただいていて、また、勝った時のレースのビデオを見ていたので、同じようなレースをしようと思って乗りました。それが上手くできました。馬もよく走ってくれました。
スタートが良くない馬だとは聞いていたんですが、できるだけよく出られるように努めたつもりです。先頭の2頭を追いかける形で進めました。ズブい時もあるとも聞いていましたが、今日はすごく調子が良く、思い描いていた通りの完璧な競馬ができて嬉しく思っています。
(着実に勝ち星を伸ばしているが)確かに地方競馬に乗せていただくようになってから確実に進化していると思います。特にフィジカル面で強くなったと思っています。地方競馬はタフなレースなので、ここでレースを重ねることでどんどん進化していきたいです。また、週末にトレーニングを行っていて、それもあってフィジカル面で強くなっていると思います。日本に来て、騎手として成長したいと思っていたので、それができていて嬉しいです。
また、ここ2週間はすごくいい馬に乗せていただいていますので、その馬のいいところを引き出して乗っていきたいと思っています。最初は、自分が男性騎手たちと同じくらいの力を持っているのを示さなければいけないと思っていました。でも今は、チームの皆さんに恵まれて、皆様が私の力を信じてくれて、いい馬を任せて下さっていると思います。ありがたいです」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)