種牡馬カジノドライヴ、昨夏に14歳で死亡していたことが判明

2020年03月04日 22:55

日本調教馬唯一の米ダート重賞ウイナーだったカジノドライヴ(ユーザー提供:ウメリンさん)

 種牡馬カジノドライヴが、昨夏に14歳で死亡していたことがわかった。ジャパン・スタッドブック・インターナショナルが3日に発表した『2019年の供用停止種雄馬一覧』によると、事由は死亡、停止月日は8月5日となっている。

 カジノドライヴは父Mineshaft、母Better Than Honour、その父Deputy Minister。兄姉にJazil、Rags to Richesという2頭のベルモントS(米G1)覇者がいる血統。

 2008年2月、美浦の藤沢和雄厩舎の管理馬としてデビュー。京都のダート1800mで、2着に2秒3差という大差圧勝で初陣を飾る。2戦目からはアメリカに遠征し、ピーターパンS(米G2)を勝利。この勝利は現在に至るまで、日本調教馬による唯一の米ダート重賞勝利となっている。

 さらに3戦目は兄Jazil、姉Rags to Richesに続くベルモントS制覇を目指したが、左後脚挫石のため出走取消。その後は条件戦1着、BCクラシック(米G1)12着という戦績で米遠征を終えた。

 日本での重賞勝ちはないものの、2009年のフェブラリーS(GI)ではサクセスブロッケンの2着と好走した。

 2011年のつばさ賞(OP・8着)を最後に現役を引退し、種牡馬入り。産駒には2019年のみやこS(GIII)を勝ったヴェンジェンス、2018年のバレンタインS(OP)を勝ったレッドゲルニカなどがいる。

 現役時代の通算成績は11戦4勝(うち海外4戦2勝)。獲得賞金は6938万6000円(JRAのみ)。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。