11日、福島競馬場で行われた福島記念(3歳上、GIII・芝2000m)は、佐藤哲三騎手騎乗の4番人気サンバレンティン(牡5、栗東・佐々木晶三厩舎)が中団でレースを進めると、直線外からスパートをかけ、3番人気フォルテベリーニに1.1/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分03秒9(重)。さらにクビ差の3着には1番人気ワンモアチャッターが入った。
勝ったサンバレンティンは父スペシャルウィーク、母アンデスレディー(その父ノーザンテースト)という血統で、全弟に05年京都新聞杯(GII)を制したインティライミ、半姉に98年福島記念を制したオーバーザウォールがいる。条件戦で徐々に力を付け、4回目の重賞挑戦で初勝利となった。通算成績18戦7勝(重賞1勝)。
鞍上の佐藤哲三騎手は、メイショウバトラーで制した06年シリウスS(GIII)に続く今年のJRA重賞4勝目で、通算では33勝目。管理する佐々木晶三調教師はサクラセンチュリーで制した05年アルゼンチン共和国杯(GII)以来の重賞勝利で、通算25勝目となった。