未勝利、ゆりかもめ賞と連勝中のリリーピュアハート(栗東・藤原英昭厩舎)。次走は忘れな草賞(4月12日・阪神芝2000m)を予定しており、今朝25日はレースに向けた2週前追い切りを行っている。

　1回目のハローが終了した時間帯のCWコースで福永祐一騎手が騎乗。ハナビマンカイを追いかける併せ馬だったが、前半のラップは少しゆっくり。3コーナーを過ぎたあたりから少しラップが速くなっていくが、行きたがるような素振りもなく、スムーズに追いかけていた。

　最後の直線は内から抜け出してくる形。余裕を持った状態で並びかけていき、最後はきっちりと先着。時計は6F84.8〜5F69.0〜4F54.1〜3F39.2〜1F12.1秒。全体は速くないし、後半も目立った数字とはならなかった。

　ただ、動きに余裕があったのが非常に印象的。3歳牝馬ながら、すでに芝2400mを勝っているように、長距離適性は抜群といった走りに思える。レースまでまだ時間があるので、この動きにスピードが加わってくれば、それこそGIが楽しみになるといった感じだろう。

(取材・文：井内利彰)