【マリーンC予想】本日開催! 芝重賞Vのパッシングスルーはダート2戦目で勝利を掴むか?

2020年04月02日 11:00

芝実績ありのパッシングスルー。ダート2戦目での前進に期待(撮影:下野雄規)

 4月2日(木)に船橋競馬場で、牝馬のマイル重賞マリーンカップが行われる。3歳以上が出走できるが、過去10年で3歳馬の出走は2頭しかいない。今年も3歳馬は不在で実質古馬牝馬による戦いとなる。

 昨年は2007年ぶりに地方所属のラーゴブルーが勝利を収めたものの、過去10年の連対馬20頭中16頭をJRA勢が占めて基本的には中央馬が優勢。

 今年出走する面々の中で最も注目しているのは、JRA所属のパッシングスルー。デビュー以来芝を使われてきて、紫苑Sでの重賞V実績もある実力馬。初ダートとなった前走のエンプレス杯では、スタートでは遅れながらも、向正からポジションを上げる競馬で3着と上々の結果。地方の深い砂にも対応できることが証明されたし、ダート2戦目で勝機は十分。

 相手筆頭は同じくJRA所属のメモリーコウ。昨年秋から頭角を現わし、2勝クラス、3勝クラスと連勝し、初の重賞挑戦となったTCK女王盃では3着と好走。前走は牡馬相手のオープンで2桁着順に敗れたが、牝馬同士なら巻き返しが期待できる。また過去10年で7勝を挙げている5歳馬という点にも注目したい。重馬場もこなせるのでレース当日まで馬場が回復しないようなら、こちらから買うのも手だ。

 3番手評価は先行力が魅力のラインカリーナ。今回は同型が不在でエンプレス杯のような厳しい展開にはならないはず。自分のペースで前々の競馬ができれば、久々のマイルでも好勝負可能。

 またスマートフルーレは、10戦連続馬券圏内を外していないように器用さがあって崩れのないタイプ。今回は重賞で初の左回り&地方の馬場にはなるが、それさえ苦にしなければメンバー的に見劣りもせず台頭のチャンスはある。

 これまで挙げた4頭はJRA勢となったが、地方から狙いたいのはラビットラン2018年のJBCレディスクラシック2着と実績上位。ここ2戦は案外な結果でも得意の交流重賞なら侮れず、移籍初戦から注目したい。

 なお過去10年で優勝馬は1〜4番人気からしか出ておらず、7番人気以下からは馬券に絡んだ馬がいないので過度な穴狙いは避けた方が無難かもしれない。

(取材・文=「勝馬」記者・豊岡加奈子)

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