新型コ
ロナウイルスの感染拡大を防ぐため、道営史上初の「無観客開催」で先週15日(水)に2020シーズンが開幕したホッカイドウ競馬「門別
グランシャリオナイター」開催。翌16日と合わせ、2日間とも全11Rの編成、出走総数も共に90頭を下回るなど、贔屓目にみても決して“見栄えの良い”競走番組とはならなかっただけに、全国のファンの皆さんの「購入意欲」に係る評価=発売総額にどう反映されるのか、心配も決して小さくなかったのだが、終わってみれば2日間合計で8億4570万円余りまで伸長。対計画比144.49%、対前年比でも118.12%を記録し、まずは上々の「開幕ダッシュ」となった。
そして迎える2週目。1回開催を締めくくる23日(木)のメイン10Rでは、今季最初の重賞競走「第10回
コスモバルク記念H2」が行われるのだが、その前夜、22日(水)のメイン10R(発走20時40分)
ジャスタウェイ・プレミアム(A1〜A4-1組/1200m外回り)にも是非、ご注目いただきたい。
今季は、地元古馬短距離王決定戦の「道営ス
プリント」が第15回となるのを機に、ついに「H1」格付けとなり、1着本賞金も「1000万円」と大幅アップ。施行日も2020年度最終日(11月5日)に移され、シーズンのフィナーレを飾る「道営記念H1」と合わせ、両部門のチャンピオンが決まる真の“
クライマックスナイター”となるわけだが、その「道営ス
プリントH1」へと繋がっていく6ヵ月半の戦いの始まりとなる一戦が、この「
ジャスタウェイ・プレミアム」だ。
古馬ス
プリント路線の“革新元年”にふさわしく、この路線を引っ張っていくであろう精鋭12頭が顔を揃えた。全体的に少頭数レースが多く、やや物足りなさも感じられた1回開催の中では、非常に参加意欲が掻き立てられそうなメンバー構成だ。昨夏「エトワール賞H3」で、当時3歳、戦前は
チャレンジャーの立場ながら歴戦の古馬勢を5馬身ちぎって注目を集めた
ジョウラン、門別1200mは21戦15勝・2着3回と抜群の適性誇る
ソルサリエンテ、JRA6勝でオープンから転入初戦
ニットウスバル、南関東B級から出戻り初戦
オルガンパイプら、非常に多彩な顔ぶれとなった中、まずはどの馬が古馬ス
プリント路線でスタートダッシュを決めてみせるのか。大いに御注目いただきたい。
(文:ひだか応援隊)