10日に東京競馬場で行われるNHKマイルC(3歳・牡牝・GI・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みがダイワメジャーとディープインパクト。次点で3回のクロフネが続き、2回がキングカメハメハとなっている。
ダイワメジャー産駒は「3-0-2-9」。19年
アドマイヤマーズ、16年
メジャーエンブレム、12年
カレンブラックヒル、NHKマイルCの最多勝記録を持つ種牡馬でもあり、複勝回収率もプラス収支と馬券の妙味も兼ね備えている。今年は上位人気と目される
レシステンシアほか、
ハーモニーマゼラン(抽選対象)が特別登録。
ディープインパクト産駒は「2-2-1-10」。昨年は
ダノンチェイサー(3人気4着)、
グランアレグリア(1人気5着)が馬券圏内にこそ届かなかったものの掲示板を確保。同産駒の好走例は5枠より外に集中しており、昨年の2頭は内目の枠順で少し分が悪かったかもしれない。今年は
サトノインプレッサ、
ストーンリッジ、
ラインベック、
スマートクラージュ(除外対象)の4頭が特別登録。
初出走となる
リアルインパクト産駒からは
ラウダシオン、
シャチ(抽選対象)の2頭が特別登録。父は11年NHKマイルC・3着の実績を持ち、ディープインパクトの後継種牡馬としても期待される(同産駒のコース成績は「1-4-2-11」勝率5.6%・複勝率38.9%)。
キンシャサノキセキ産駒は「0-0-0-3」。過去に出走した3頭はいずれも前走6着以下(うち2頭は10着以下)に敗れており、少なからず臨戦過程において評価できない部分があっただろう。今年は3戦3勝でニュージーランドTを制した
ルフトシュトロームが出走を予定しており、母がディープインパクトの姪にあたる注目の良血だ。