現地時間18日、82年の英2歳牡馬チャンピオン・ダイイシス Diesis(牡26)が、前日に発症した尻部骨折悪化のため、米・ミルリッジファームで安楽死されたことがわかった。
ダイイシスは父Sharpen Up、母Doubly Sure(その父Reliance)という血統の英国産馬。全兄にサセックスS(英G1)を制し種牡馬入りしたクリス Krisがいる。現役時代は82年のミドルパークS(英G1)、デューハーストS(英G1)に勝ち、英2歳牡馬チャンピオンに輝いた。通算成績6戦3勝。
種牡馬入りしてからは、ラムルマ Ramruma、ディミヌエンド Diminuendo、ラヴディヴァイン Love Divineという3頭の英オークス(英G1)馬、95・96年エクリプスS(英G1)などG1・4勝のホーリング Hallingなどを輩出。日本では、96年スワンS(GII)など重賞4勝のスギノハヤカゼ、96年鳴尾記念(GII)に勝ったマルカダイシスなどが活躍している。今年4月に種牡馬を引退。余生を送っていた。