10日、東京競馬場で行われた第25回NHKマイルC(3歳・牡牝・GI・芝1600m・1着賞金1億500万円)は、2番手でレースを進めたM.デムーロ騎手騎乗の9番人気
ラウダシオン(牡3、栗東・斉藤崇史厩舎)が、逃げ粘る1番人気
レシステンシア(牝3、栗東・松下武士厩舎)を直線半ばで捕らえて抜け出し、最後はこれに1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分32秒5(良)。
さらに3/4馬身差の3着に6番人気
ギルデッドミラー(牝3、栗東・松永幹夫厩舎)が入った。なお、2番人気
タイセイビジョン(牡3、栗東・西村真幸厩舎)は
ギルデッドミラーとハナ差の4着、3番人気
サトノインプレッサ(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)は13着に終わった。
勝った
ラウダシオンは、父
リアルインパクト、母アンティフォナ、その父Songandaprayerという血統。前走のファルコンSは2着に敗れたが、この本番で巻き返し3歳マイル王の栄冠を手にした。また、本馬の父
リアルインパクトにとっては、これが産駒のJRA重賞初勝利となった。
鞍上のM.デムーロ騎手は、昨年の
アドマイヤマーズに続いて2度目のNHKマイルC制覇。史上初の連覇達成となった。
【M.デムーロ騎手のコメント】
何回も映像を観て、スタートが良いことは分かっていました。今日の馬場は後ろからの競馬ではあまり伸びないですし、
ラウダシオンもスタートから最後までワンペースな馬ですので、前に行こうと考えていました。
(直線の手応えは)抜群でした。クリストフはさすがのペースで逃げていましたが、最後まで「差し切れそう」という気持ちは持っていました。
連覇出来て嬉しいです。無観客なのは寂しいですね。今回は
ガッツポーズが出ませんでしたが、とても嬉しいです。
<NHKマイルCダイジェスト>
※
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