【飛山濃水杯予想】中心は大外枠のエイシンエンジョイ。昨年覇者も前走内容なら/NARレース展望

2020年05月22日 11:00

笠松では3戦2勝と相性が良いエイシンエンジョイ(撮影:谷口浩)

 5月22日、笠松競馬場で重賞・飛山濃水杯(1400m)が行われる。昨年、記念すべき第1回が行われた当レース。北陸・東海・近畿交流で兵庫から遠征馬2頭を迎えて12頭立てとなった。

 中心は大外枠に入ったエイシンエンジョイ(兵庫)。重賞3勝を挙げ、笠松では3戦2勝とスピードが生きるこのコースとの相性がいい。唯一、笠松で敗戦を喫した昨秋の笠松グランプリはエイシンテキサスにケイマと、ダッシュ力があり先手を奪いたい馬が多く、スタート直後に挟まれる場面もあった。すんなり逃げられれば強い馬。メンバーを見る限り、ゴリゴリ押さずとも逃げられそうだし、万が一、他に速くて主張する馬がいれば、2番手外からでもレースができるタイプ。レースの中心となりそう。

 ストーミーワンダーは昨年の覇者。ここまで重賞5勝を挙げ、昨年10月には園田に遠征して1700mの重賞・姫山菊花賞も制した。「以前に比べて掛かる面がなくなってきた」(笹野博司調教師)という理由で中距離を選んでの見事な勝利。しかし、その後2戦は1400mに戻すことがレース前から決まっており、やはり得意の舞台は1400mだろう。2走前は2カ月半ぶり、前走は3カ月ぶりと、コンスタントにレースを走っていないだけに、昨年のような状態にあるのかが一番のポイント。とはいえ、前走はA2クラスではあったが58kgを背負いながら他馬が来るまで追い出しを待っての完勝だった。着差以上に強い内容で、ここでも上位争いの一角を形成するだろう。

 ミトノアミーゴはJRAで2勝を挙げて、今年1月に名古屋移籍初戦を迎えた。JRA時代はダート1400mと芝1200mで勝利しており、スピードが生きる笠松1400mはもってこいの舞台。2走前の勝ち時計も1400mの良馬場で1分26秒8と速く、楽しみな1頭。

 アドマイヤムテキもJRAのダート1400mで2勝を挙げたのち、昨秋に移籍してきた。重賞勝利はあるが、レースは約4カ月ぶりというのが気になる点。

 ブリージーストームは大井からの移籍初戦。大井時代はA2クラスで2着があるだけに、いきなり上位争いにも加わってきそう。

 第2回を迎える飛山濃水杯は5月22日、笠松11レース。16時25分発走予定。

(文:大恵陽子)

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