「日本ダービー・G1」(31日、東京)
僚馬の
サトノインプレッサは昨年覇者の
ロジャーバローズを輩出するなど、近年好走が目立つ1枠1番となった。
近年はディープスカイ(08年)、
ロジユニヴァース(09年)、
エイシンフラッシュ(10年)、
キズナ(13年)、
ロジャーバローズ(19年)が戴冠。過去10年に限っても5連対、3着1回と、馬券的にも信頼感のある1枠1番。今年、ポールポジションを手にしたのは矢作厩舎の“もう1本の矢”
サトノインプレッサだ。
3戦3勝で挑んだ前走のNHKマイルCは、流れが落ち着いた上に不利もあって13着。しかし、絶好枠が反転攻勢への足掛かりとなりそうだ。もともと矢作師をして「
コントレイルを倒せるのはこの馬ぐらいじゃないか」と言わしめた好素材。人気急落により、馬券的妙味がグッと増したと言っていいだろう。
枠順決定の知らせを受けた指揮官は「何と言っても一番勝っている枠ですからね。できれば後方ではなく、中団あたりで折り合いをつけられれば。内を生かしてさばいてくるレースを」と理想の展開を描いた。ダービー初騎乗となるまな弟子・坂井が、その期待に応えてみせる。