【徽軫賞予想】 読み方も予想も難解な牝馬重賞・ミスアンナなど有力馬多数/NARレース展望

2020年06月07日 11:00

昨年の石川ダービー馬ロンギングルックは今年初勝利となるか(撮影:谷口浩)

 6月7日、金沢競馬場で重賞・徽軫賞(1500m)が行われる。なかなか難しい漢字での表記だが、2004年まではアラブ系の重賞として「ことじ賞」とひらがな表記されていた。「徽軫賞」と漢字表記になり、さらに牝馬限定重賞として昨年に新設された本レース。今年は12頭立てで行われる。

 有力馬5頭を内枠から順に紹介していこう。

 最内枠に入ったミスアンナは昨年のこのレースで4着。スタートからやや促して3番手を取り、勝負所では上位馬と手応えでは見劣ったが、最後まで粘っての内容だった。直近の勝利は6走前、昨年12月27日に不良馬場で行われた1500mのA1戦。4コーナーを4番手で回って、直線で外差しを決めた。一方で3走前は逃げ粘って3着。逃げ・先行しても大崩れなく粘り、中団からでもじっくり脚を使う。

 フェイマスラブは2走前に1500mのA1戦で2着。4コーナーでは内ラチから7〜8頭分外を回りながらも差してきた。減量騎手の恩恵もあったかもしれないが、あの差し脚は魅力。

 フラッシュアローは前走がA2戦で2着。1つ下のクラスからの挑戦とあって、どこまでやれるかだろう。

 ノーブルステップは4走前にA2戦を勝ち、昇級初戦も2着。前走は積極的に2番手を取りに行き、向正面ではハナに立つ場面もあった。さすがに最後は脚が上がった印象で6着だったが、前走より距離は400m短縮されるし、牝馬限定戦で見直せる。

 ロンギングルックは昨年の石川ダービー馬。寒冷地の金沢では冬季にオフシーズンがあり、今年は3月に開幕。今シーズン開幕後はまだ勝利を手にできていないが、昨年は古馬との重賞・中日杯(2000m)で3着の実績もある。

 出走馬全頭が前走で敗戦。混戦ムードが漂う徽軫賞は6月7日金沢12R、18時00分発走予定。

(文:大恵陽子)

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