14日に阪神競馬場で行われるマーメイドS(3歳上・牝・GIII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる6回の馬券絡みがマンハッタンカフェ。5回でディープインパクトが続き、3回がキングカメハメハ、ステイゴールドとなっている。
ディープインパクト産駒は「3-2-0-6」。ディープインパクト産駒の活躍が目立つことは本競走に限らないが、特徴は単勝289%・複勝200%という同産駒らしからぬ回収率にある。昨年も10人気のレッドランディーニが勝ち馬とはハナ差の2着に激走しており、やはり人気薄にこそ注意を払うべきだろう。今年はサトノガーネット、サトノワルキューレ、サラキア、センテリュオ、パルクデラモール(抽選対象)の5頭が特別登録。
オルフェーヴル産駒は「1-0-0-1」。昨年の勝ち馬サラスが連覇を目論み参戦するほか、マルシュロレーヌが出走予定。今年は同コースで行われた大阪杯も同産駒のラッキーライラックが制しており、今後も目が離せない種牡馬となっていきそうだ。
ステイゴールド産駒は「0-1-2-6」。18年にはワンブレスアウェイ(9人気2着)、ミエノサクシード(4人気3着)が揃って好走しており、出走機会のあった年に限れば13年から5年連続で掲示板を賑わせている。なお、データ集計期間外の09年にコスモプラチナが勝利していることも覚えておきたい。今年はリープフラウミルヒが出走予定。
ハービンジャー産駒は「0-0-0-7」。未だ3着以内に好走例こそないものの、19年ウインクルサルーテ(16人気5着)、18年ヴァフラーム(13人気4着)など、あと一押しが足りないもどかしい激走が続く。今年はサマーセント、フィリアプーラ、レイホーロマンス、エアジーン(抽選対象)の4頭が特別登録。