9歳になっても引き続き勝ち負けになりそうなリッカルド(撮影:高橋正和)
1997年に創設され、今年で23回目を迎える。このレースの勝ち馬には、大井競馬場のマイルグランプリ、及び浦和競馬場のプラチナカップへの優先出走権が付与される。今年の12頭のメンバーのうち7頭が川崎マイラーズにも出走しており、さながら再戦の様相を呈している。
◎は休み明けの前走(川崎マイラーズ)でグレンツェントの2着に入ったリッカルド。9歳になっても衰えは感じられないし、休養明け2戦目で上積みが見込める。船橋の1600mも合っており、引き続き勝ち負けになる。
○にキャプテンキング。2走前の川崎マイラーズは、1年の長期休養明けで3着と力のあるところを示した。前走のさきたま杯7着は、交流重賞の1400mで出遅れては万事休す。ベストともいえるマイルなら改めて期待。
▲にグレンツェント。川崎マイラーズはペースが流れ、内枠で折り合いもスムーズだったこともあり、JRA時代の2017年1月の東海S以来、久々の勝ち星を挙げた。今回は外枠に入った点がポイントとなるが、折り合いさえスムーズなら再度末脚を発揮できそうだ。
△は前走が古馬になって初めての重賞で5着に入ったカジノフォンテン、昨年の覇者で船橋巧者のベンテンコゾウ。外枠が痛いが、うまくハナに立てればサルサディオーネの逃げ粘りもありそう。
川崎マイラーズ上位3頭以外にも、骨っぽいメンバーが多数揃って熾烈な戦いになりそうな京成盃グランドマイラーズは、6月17日(水)、20時10分発走。
(文:佐々木祥恵)