16日に小倉競馬場で行われる小倉記念(3歳上・GIII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる7回の馬券絡みがディープインパクト。次点で3回のハーツクライ、ステイゴールド、ハービンジャーが続き、2回がマーベラスサンデー、ジャングルポケットとなっている。
ディープインパクト産駒は「2-3-2-16」。同産駒としては珍しく、3着以内に好走した7頭のうち5頭が6人気以下の人気薄で、16年クランモンタナは11人気で勝利を掴んでいる。今年は上位人気と目されるサトノルークスほか、サトノガーネット、ランブリングアレーの3頭が出走予定。
ハービンジャー産駒は「0-3-0-4」。15・16年と2年連続でベルーフが2着に好走するほか、17年サンマルティンはハナ差2着の惜敗。18年にもレイホーロマンスが上がり3F最速となる末脚を駆使して4着に入線するなど、出走機会があった際には上位に顔を出し続けている。今年はマーメイドSで重賞制覇の勢いに乗るサマーセントほか、レイホーロマンスが出走予定。
ジャングルポケット産駒は「0-1-1-1」。昨年はノーブルマーズ(5人気3着)とクリノヤマトノオー(8人気5着)が揃って掲示板を確保しており、10年2着のバトルバニヤンは僅かハナ差に涙を呑んだ。同産駒からは昨年に続いてノーブルマーズが出走予定。
初出走のミスキャスト産駒からはミスディレクションが出走予定。ミスキャストは母の父がトニービンとなるが、同様のパターンでトニービンの血を引く種牡馬はハーツクライ、アドマイヤベガ、ルーラーシップと好相性を示している。