【新潟2歳S】ジュラメント&菜七子“キズナの力”で勝負!持ち味生かし重賞Vへ

2020年08月26日 12:31

 自厩舎のジュラメントで重賞に挑戦する藤田菜七子(撮影・園田高夫)

 「新潟2歳S・G3」(30日、新潟)

 2歳馬による越後マイル決戦は、キズナ産駒のジュラメント&藤田菜七子騎手(23)=美浦・根本=のコンビに注目だ。410キロ台の小柄な牝馬だが、持ち前の勝負根性を生かした粘り腰は重賞でも通用の夢を抱かせる。デビューから手綱を任されている自厩舎の相棒とともに、新潟2歳チャンプを目指して突き進む。

 勝手知る自厩舎の相棒とともにタイトル獲得へ。20年23勝を挙げて、関東リーディング10位につける藤田菜七子が、ジュラメントとのコンビで重賞制覇を狙う。

 新馬戦は7番人気で2着。圧倒的人気を集めた良血馬相手に、3/4馬身差と苦しめた。続く未勝利戦は先手を奪って逃げ切りV。初戦がフロックではなかったことを証明した。

 当初はダリア賞を挟むプランもあったが、万全を期してここ一本に照準を絞った。19日の1週前追いでは、菜七子を背に美浦Wで5F70秒5-41秒1-12秒6をマーク。併せた僚馬に1馬身先着してみせた。菜七子は「しまいの反応だけ確かめる形でしたが、いい反応をしてくれました。元気いっぱいですね。それに、新馬戦の時と比べると大人になってきたと思います」と好感触を伝えた。

 ジュラメントは火曜朝、美浦の角馬場からAコースで軽めのキャンター。薬師寺助手は「中間にひと息入れて順調。体が増えて少し大きくなっています。もともと心臓の強さは評価されていましたから」と期待をかける。

 19年の京王杯2歳S(グレイトホーン=5着)以来、2度目となる自厩舎での重賞挑戦。「相手は強くなりますが、この馬の持ち味を生かして競馬ができれば」と菜七子。人馬の絆で、さあ力試しだ。

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