10日、北海道安平町の社台スタリオンステーションに繋養されていた03年の菊花賞馬ザッツザプレンティ(牡6)と、今年の京都記念(GII)を勝ったシックスセンス(牡4)の2頭が、新ひだか町のレックススタッドに移動した。ともに来春は同スタッドで供用される。
今年、ザッツザプレンティは53頭に、シックスセンスは48頭の繁殖牝馬に配合された。なお、来年度の種付料はともに受胎確認後30万円、出生確認後50万円と発表されている。
ザッツザプレンティは、父ダンスインザダーク、母バブルプロスペクター(その父Miswaki)という血統。デビュー3戦目の02年ラジオたんぱ杯2歳S(GIII)を圧勝し、03年菊花賞(GI)では、96年の父ダンスインザダークに続く親仔制覇を達成。05年5月に、右前脚屈腱炎のため競走馬登録を抹消、種牡馬入りしていた。通算成績16戦3勝(重賞2勝)。
シックスセンスは、父サンデーサイレンス、母デインスカヤ(その父デインヒル)という血統。05年皐月賞、日本ダービー、菊花賞(いずれもGI)で2、3、4着と好走し、香港ヴァーズ(香G1)でも2着と健闘。今年の京都記念で重賞初勝利を飾ったが、右前浅屈腱炎を発症し3月末に競走馬登録を抹消、種牡馬入りしていた。通算成績14戦2勝(海外1戦0勝)。