12日、川崎競馬場で行われた9Rウインターイルミネーションハンデ(A2以下・ダート1600m)で、ゼレンカ(牡5、船橋・川島正行厩舎)が優勝。同馬に騎乗していた内田博幸騎手(36、大井・荒井隆厩舎)は、地方、JRA合わせて今年497勝(地方436勝、JRA61勝)となり、昨年の勝利数(地方465勝、JRA31勝)を上回る年間勝利数の自己新記録を更新した。
同騎手は89年にデビュー。04年に初の全国リーディングに輝くと、昨年も、地方歴代2位となる年間465勝を挙げて2年連続の栄冠を手にした。今年も、アジュディミツオーで川崎記念、かしわ記念、帝王賞を、フレンドシップでジャパンダートダービーを勝つなど、12日終了時点で2位の的場文男騎手に180勝差をつけて全国リーディングを独走している。また、今年はJRAでも61勝(重賞2勝)をあげ、8月20日には地方所属騎手としては最速タイとなるJRA通算100勝を達成している。地方通算15660戦2686勝(JRA通算967戦108勝)。
なお、地方競馬の年間最多勝記録は、66年に佐々木竹見元騎手が記録した505勝で、この記録にあと8勝に迫っている。