【黒潮菊花賞レース予想】高知三冠最終戦!レインズパワー、リワードアヴァロン、フルゴリラの好メンバー/NARレース展望

2020年09月13日 11:00

重賞初制覇が期待されるフルゴリラ(写真提供:高知県競馬組合)

 9月13日、高知競馬場で重賞・黒潮菊花賞(1900m)が行われる。高知三冠の最終戦で、一冠目の黒潮皐月賞を勝ったレインズパワー、二冠目・高知優駿を制したリワードアヴァロンなど12頭が揃った。ここでは有力馬を内枠から順に紹介。

 最内枠のスーパーセヴンは三冠レースに皆勤。黒潮皐月賞4着、高知優駿6着と、馬券圏内まであと一歩のレースが続いている。2走前の準重賞・栴檀特別は速い流れを先行してのもので、7着は仕方がない印象。流れ一つで上位争いに加わりそう。

 ペイシャワイルドは3走前の準重賞・魚梁瀬杉特別で2着。3コーナーで一気にペースアップした時はやや置かれてしまったが、4コーナーで内を通って直線で盛り返した。

 フルゴリラは3〜4コーナーでのまくりが魅力的な馬。黒潮皐月賞などは直線で甘くなり2着に敗れたが、前走の栴檀特別ではまくりきって勝利。進化を見せた。重賞2着2回と世代トップクラスの実力を持っており、重賞初制覇が期待される。

 メイショウロールスはJRA未勝利から高知に移籍し、2着、3着と好走を続け、前走で高知初勝利。今回の高知1900mを経験したことがあるのは高知優駿出走組だけで、多くの馬に距離不安がつきまとうが、同馬はJRA時代にダート1800mで8着の経験があるのは心強い。

 リワードアヴァロンは高知優駿を制覇。父グランシュヴァリエ、母デイトナともに高知・雑賀正光厩舎に所属しており、両親を知る伯楽が手掛ける。高い能力は持つ一方、レースでは逃げられるかどうかが鍵。逃げることができれば土佐春花賞や高知優駿のように勝てるだろうが、逃げられなかった場合は脆さもある。この世代の絶対的逃げ馬・ガンバルンがいないここは、何としてもハナを主張したいところだろうが、前走・栴檀特別の出脚を見る限り、判断は非常に難しい。

 レインズパワーは高知の重賞でオール3着以内を確保の堅実な馬。好スタートから好位につけられる脚が強みだ。前走はガンバルンが逃げる後ろで他の先行馬とともに5頭ほど固まって1コーナーを回り、速い流れに巻き込まれてしまった。3着に敗れたが、小柄な牝馬だったのがデビュー時から約30kg増えているし、月1走ペースで使われているので、レース間隔も問題ない。

 黒潮菊花賞は9月13日高知7R、18時10分発走予定。

(文:大恵陽子)

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