18日、名古屋競馬場で行われた1R・サラC30組(ダート1300m)で、サクラプレミアム(牡3、愛知・角田輝也厩舎)が優勝。騎乗していた吉田稔騎手(37、愛知・宮本仁厩舎)は、10331戦目にして地方通算2000勝を達成した。地方競馬では史上66人目、現役では29人目の記録で、名古屋競馬では83年に達成された坂本敏美元騎手に次ぐ23年ぶり2人目の快挙となった。
同騎手は69年2月12日、佐賀県鳥栖市生まれの37歳。佐賀の吉田昭調教師(65)は父。87年4月にデビュー。94年から03年まで10年連続愛知リーディングジョッキーに輝く、愛知を代表する騎手で、JRAでも04年関屋記念(GIII、ブルーイレヴン)など重賞4勝。交流重賞は05年かきつばた記念(交流GIII、ヨシノイチバンボシ)など3勝、地方重賞も06年東海ダービー(ホウライミサイル)など多数勝利している。18日現在の通算成績は10337戦2000勝、JRA1786戦117勝。
なお、名古屋競馬では、19日の5R終了後(12:55)頃から、ウイナーズサークルにおいて、『吉田稔騎手通算2000勝達成記念セレモニー』として、記念品、花束贈呈、同騎手インタビュー、ファンへの花束投げ込みなどが行われる。
【吉田稔騎手のコメント】
「1000勝を超えてから、2000勝を目標に励んできたので達成することができて本当にうれしいです。また、記念の勝利をお世話になっている角田厩舎の馬で勝つことができ、喜びもひとしおです。自分を支えてくださった、たくさんの方々に感謝したいです。海外も含めいろいろな競馬場で騎乗しましたが、どこの競馬場でもファンの方々から頂いた暖かい声援は大きな勇気と心の支えとなりました。騎手としてまだまだ努力精進しなければいけないと思っておりますので、怪我に気を付けてこれからも頑張ります。応援してください。」