10月4日に中山競馬場で行われるスプリンターズS(3歳上・GI・芝1200m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、新潟競馬場で代替開催された2014年はデータの集計対象外とした。
過去10年で最多となる4回の馬券絡みがスウェプトオーヴァーボード。3回でキングカメハメハ、アドマイヤムーンが続き、2回がクロフネ、キングヘイロー、フジキセキとなっている。
ディープインパクト産駒は「0-1-0-8」。16年2着ミッキーアイルが唯一の好走例となるが、出走した延べ9頭のうち6頭が6人気以下、4頭が10人気以下の人気薄でもあった。今年は上位人気と目されるグランアレグリアが出走を予定しており、同産駒としての真価を改めて問われるだろう。
Speightstown産駒は「0-1-0-0」。昨年2着のモズスーパーフレアが、今年は春秋スプリントGI制覇をかけて挑むことになる。Gone West系としてみれば、昨年の勝ち馬タワーオブロンドンとともに適性を示したとも言えそうで、持ち前のスピードを活かせる馬場か否かもポイントになりそうだ。
ロードカナロア産駒は「0-0-1-2」。産駒初出走となった昨年は1人気のダノンスマッシュが3着を死守。父は12・13年と連覇を果たしているだけに、自ずと父子制覇にも期待が高まるところだろう。今年はダイアトニック、ダノンスマッシュの2頭が特別登録。
キングヘイロー産駒は「1-0-1-4」。09年にローレルゲレイロが6人気で制するほか、13年には15人気のマヤノリュウジンが3着と激走。今年は3年連続となるダイメイプリンセスが出走予定。