20日、名古屋競馬場で行われた名古屋グランプリ(3歳上、交流GII・ダート2500m、1着賞金4000万円)は、C.ルメール騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.4倍){horse=2002100877:ヴァーミリアン}(牡4、栗東・石坂正厩舎)が、好位の外追走から直線入り口で先頭に立つと、逃げた9番人気レッドストーンに6馬身差をつけ圧勝した。勝ちタイムは2分44秒3(良)。クビ差の3着に2番人気ドンクールが入った。
勝ったヴァーミリアンは、父エルコンドルパサー、母スカーレットレディ(その父サンデーサイレンス)という血統。半兄に05年東海S(GII)など重賞3勝のサカラート(牡6、栗東・石坂正厩舎、父アフリート)がいる。04年ラジオたんぱ杯2歳S(GIII)で重賞初制覇。05年秋からダートに転向して浦和記念(交流GII)を制覇。今年に入ってもフェブラリーS(GI)5着のあと、ダイオライト記念(交流GII)を6馬身差で圧勝したが、東海S(GII)は13着に惨敗し休養入り。前走は約6か月ぶりのジャパンCダート(GI)でアロンダイトから0.5秒差の4着に入っていた。通算成績16戦6勝(重賞4勝)。