【川崎競馬・富士見オープン予想】長距離重賞への登竜門に実力派が集結

2020年10月12日 12:00

サブノクロヒョウと西啓太騎手のコンビに注目だ(撮影:高橋正和)

 川崎競馬場で12日(月)に行われる富士見オープンは、地方競馬としてはめずらしい2100mの長丁場。昨年は東京ダービー・S1の覇者・ハセノパイロが勝利しており、経験と実績がものを言う舞台だ。コースの特徴としては、枠の有利不利が少ないこと。スローペースの前残りになりやすいことが上げられる。加えて、今回は台風の影響で前日まで雨が降っており、レース当日は道悪となりそう。

 そこで、注目は南関を代表するステイヤー、サブノクロヒョウだ。重馬場で実施された17年東京記念(当時はS2)を制しており馬場状態への対応には不安なく、鞍上は先行馬に乗らせたら若手No.1の西啓太。前走の東京記念・S1は離された2着とはいえ、道中は先行集団の後方でジッと待機。直線に入ると外目から脚を伸ばす好内容で、7歳ベテラン馬の実力を発揮した。前走の勝ち馬不在なら、久々のVチャンス。

 地力の高さではセンチュリオンも負けてはいない。JRA所属時にマーチS・G3を制覇、昨年のJBCクラシック・交流G1で3着している。前走の姫山菊花賞は3着だったが、初園田参戦に加えて1700mとこの馬にとっては距離不足。遠征帰りとはいえ、今回は経験済みの川崎コースで、得意の長距離戦だ。巻き返しの可能性大。

 さらに、ブリリアントSを勝利し名古屋大賞典・交流G2で2着など、JRA所属時は中長距離を中心に活躍したアングライフェン、転入初戦も現在南関リーディング1位の森泰斗が手綱を執るサルサレイアも軽くは扱えない。

(文:スポーツ報知記者・志賀浩子)

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