今週の土曜日は、東京競馬場で京王杯2歳ステークス(GII・芝1400m)が行われます。
過去10年の京王杯2歳Sでは、前走から中4週以上で出走していた馬が9勝2着8回3着8回となっています。タイトなローテーションで参戦してくる馬よりも、適度に間隔が開いている馬の方が好走する可能性は高いと言えます。
この時期の2歳馬は馬体が未完成であることが多いですし体力もつききっていません。そのような馬が間隔を詰めて使われると、前回のダメージが残って力を出し切れないケースがあるのでしょう。前走から適度に間隔を開いて使われている馬に良績が集中しているのは、十分なケアが施されてフレッシュな状態で出走できることが要因のひとつとして考えられます。
今年の京王杯2歳Sでも前走からの間隔には十分に注意をして、持っている力を出し切れる馬を主軸に据えるのがいいかもしれません。
「人気馬を素直に信頼して良いかわからない」、「穴をあけそうな人気薄の馬が知りたい」。そんな時に役立つのが、ケシウマの予想バイブル『
パーフェクト消去法』です。過去のデータから導き出した消去法で、あなたの馬券検討をサポートします。
昨年の京王杯2歳Sは【残った馬】の
パンジャタワーが8番人気で優勝! 中京2歳Sでは【注目の穴馬】として取り上げた
キャンディードが6番人気で1着になるなど結果を残しています!
今週もケシウマの【残った馬】&【注目の穴馬】にご期待ください!
ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。
【条件】
前走から中2週以内で出走(ただし、前走を0.4秒以上の差で勝った馬は除く)
[0-0-0-22]複勝率0%
該当馬:
コックオーヴァン、
ダイヤモンドノット、
ミルトベスト、
ルートサーティーン、
レッドスティンガー(過去の該当馬:16年
コウソクストレート2番人気4着、15年
レッドカーペット3番人気14着)
※特に言及のない限り、データは過去10年の京王杯2歳S(計10レース)を対象にしています。
上位人気が予想される
ダイヤモンドノットが該当しました。
過去10年の京王杯2歳Sで、前走から中2週以内の馬は27頭が出走していますが、その結果は2着1回3着1回と悲惨なもの。馬券に絡んだ2頭は23年
ロジリオンと20年
ユングヴィ。
この2頭は前走を0.4秒以上の差で勝っていた馬。0.4秒以上というのは着差にするとおよそ2馬身半以上になりますので、
ロジリオンと
ユングヴィは前走で2着以下に決定的な差をつけて勝利を挙げていた馬とも言えます。
そのような馬は余力を残した状態で勝っている馬であり、目一杯の競馬をしていないため疲れが残る心配もないことから、間隔が詰まっても好走する可能性があるのでしょう。
しかし、前走で力一杯の競馬をしている馬については体力の消耗が激しいため、間隔が詰まると疲れが残ってしまい、結果的に力を出し切れずにレースを終えるケースが多いと考えられます。
今年の京王杯2歳Sで人気が予想される
ダイヤモンドノットは、前走から中2週で出走。その前走は2着に終わっています。しかも、勝ち馬と叩き合いの末に敗れており、目一杯の競馬をしての敗戦。当然、その疲れが残っていることは危惧しなければいけないですし、今回は東京への輸送もあります。この時期の2歳馬にとっては負担の大きい臨戦過程であるのは間違いないですし、今回は能力を出し切れないケースも想定しておきたいところ。
人気で配当妙味も薄いですし、過去の傾向からも思い切って本馬を軽視することも視野に入れて馬券を組み立てるのも必要なのではないでしょうか。
はたして、ケシウマはどんな消去データを提示してくるのか。重賞レースの参考として、公開中の『
パーフェクト消去法』を是非お役立てください。