24日、佐賀競馬場で行われた中島記念(3歳上、ダート2000m、1着賞金350万円)は、吉田順治騎手騎乗の2番人気ナムラハンニバル(牡5、佐賀・土井道隆厩舎)が4番手追走から早めに動いて最終コーナーで先頭に立つと、中団から追い上げた1番人気タイキシリウスに4馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは2分09秒1(良)。さらに2馬身差の3着には4番人気ザオリンポスマンが入った。
勝ったナムラハンニバルは父バブルガムフェロー、母はJRA4勝のパンペロウ(その父Conquistador Cielo)という血統。JRA所属時は2戦して未勝利だったが、04年10月に荒尾・古沢清次厩舎へ移籍して一変。移籍初戦から勝ち星を伸ばし、26戦連続連対、重賞の大阿蘇大賞典勝ちを含む18連勝を達成するなどの破竹の快進撃を見せる。現厩舎へ移籍後初戦となった06年9月のレースで4着に敗れて連勝が止まったが、前々走で移籍後初勝利を挙げた。前走の松浦川特別(ダート1800m)も制し、重賞2勝目となった今回のレースを3連勝で飾った。通算成績33戦28勝(うちJRA2戦0勝、重賞2勝)。