3着に敗れたオジュウチョウサン。右は石神、左は和田郎師
 
 「京都JS・JG3」(14日、阪神)
 まさかの敗北だ。単勝1・1倍という圧倒的人気を背負った
オジュウチョウサンが、ゴール前で失速して3着。16年4月の中山グランドJから続いていた障害重賞の連勝記録は13でストップした。 
タガノエスプレッソをマークしながら、絶好の手応えでレースを運んだが、最終障害で脚をぶつけるミス。
タガノエスプレッソをとらえるどころか、
ブライトクォーツにも差されて3着と沈んだ。
 「最後(の障害)はかなりのミスです。跳び負けました。脚をぶつけて、馬の気持ちが途切れてしまいました」と石神は唇をかむ。和田郎師も「ペースが上がったこともありますけど、本来であればスッと跳べる馬ですが…」と言葉をしぼり出した。
 このまま終わるわけにはいかない。トレーナーは「練習をして本来の跳びを取り戻せたら。状態を確認してからですが、中山大障害(12月26日・中山)へ向かいます」と明言。石神も「本番で巻き返したいです」と年末の大一番での捲土(けんど)重来を期した。