22日に阪神競馬場で行われるマイルチャンピオンシップ(3歳上・GI・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、今年は開催日割の変更に伴い阪神芝1600mにて施行されるため、2019年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。
ディープインパクト産駒は「25-18-21-97」。先週に行われたデイリー杯2歳Sでは、同産駒で唯一の出走となったレッドベルオーブが2歳コースレコードを更新。古馬混合の特別戦では牝馬の活躍が目立ち、スマイルカナ(20年米子S)、トーセンブレス(20年武庫川S)、オールフォーラヴ(19年米子S)などが牡馬を相手に勝利している。同産駒からはカツジ、グランアレグリア、ケイアイノーテック、サウンドキアラ、ヴァンドギャルドの5頭が出走予定。
ダイワメジャー産駒は「6-9-5-45」。今回出走するメンバーの種牡馬のなかでは2位タイとなる6勝を挙げているものの、勝率9.2%・2着率13.8%といくらか勝ちあぐねる傾向も見受けられる。一方で、同コースで行われた昨年の阪神ジュベナイルフィリーズでは、レシステンシアが当時の2歳コースレコードを更新する圧巻の走りを見せていた。同産駒からはアドマイヤマーズ、レシステンシアの2頭が出走予定。
ハーツクライ産駒は「6-2-4-49」。ダイワメジャーと並ぶ6勝を挙げており、19年朝日杯フューチュリティSをサリオスが制するほか、20年チューリップ賞ではクラヴァシュドールがハナ差2着の惜敗を喫していた。同産駒からはサリオスが出走予定。
タートルボウル産駒は「2-2-0-3」。いずれも世代限定戦の成績ではあるが、データ集計期間外の成績を含めたとしても、今回出走するメンバーの種牡馬のなかでは勝率・連対率において最高値を記録。初めての古馬混合戦で種牡馬としての真価を問われる一戦になりそうだ。同産駒からはタイセイビジョンが出走予定。