6日、京都競馬場で行われた京都金杯(4歳上、GIII・芝1600m)は、柴田善臣騎手騎乗の7番人気
マイネルスケルツィ(牡4、美浦・稲葉隆一厩舎)がスタートからハナを奪い、8番人気
エイシンドーバーの追撃を1.1/4馬身差抑えて逃げ切った。勝ちタイムは1分33秒9(稍重)。さらにハナ差の3着には2番人気
サクラメガワンダーが入り、1番人気に支持された
キンシャサノキセキは6着だった。
勝った
マイネルスケルツィは父グラスワンダー、母アラデヤ(その父Machiavellian)という血統。03年北海道市場オータムセール当歳にて1000万円で落札されていた。3歳時にニュージーランドT(GII)を制し、秋のマイルCS(GI)でも16番人気ながら4着に好走するなどマイル路線で活躍。前走の阪神C(GII)では、勝ったフサイチリシャールから0.1秒差の3着に入りここに臨んでいた。なお、関東馬が同レースを制したのは史上初となった。通算成績13戦4勝(重賞2勝)。
鞍上の柴田善臣騎手は
ビッグゴールドで02年中山金杯(GIII)を制しており、今回の勝利で騎手としては史上初の東西金杯制覇となった。また、オレハマッテルゼで制した06年京王杯SC(GII)以来の重賞制覇で、JRA重賞通算72勝目。管理する稲葉隆一調教師は同馬で制したニュージーランドT以来の重賞制覇で、通算では10勝目となった。