14日、京都競馬場で行われた日経新春杯(4歳上、GII・芝2400m)は、安藤勝己騎手騎乗の5番人気{horse=2002102745:トウカイワイルド}(牡5、栗東・中村均厩舎)が、後方追走から直線で最内を突くと、4番人気トウカイエリートとの競り合いをクビ差制して優勝した。勝ちタイムは2分27秒4(良)。さらにアタマ差の3着に9番人気ダークメッセージが入り、1番人気アドマイヤフジは6着に敗れた。
勝ったトウカイワイルドは、父サンデーサイレンス、母ボブズディレンマ(その父Mr.Prospector)という血統。半兄に98年小倉3歳S(GIII)2着のトウカイナンバー(父Danzig)、伯父にノボトゥルーやブロードアピールらの父Broad Brush(ウッドメモリアル招待-米G1)がいる。デビュー2戦目の初勝利から3連勝を飾り、その後は勝ち切れないレースが続いたが湾岸S(1600万下)で4勝目を挙げた。前走のオリオンS(1600万下・芝2400m)ではトウカイエリートの2着だったが、重賞初出走となった今回、格上挑戦で重賞制覇を果たした。通算成績13戦5勝(重賞1勝)。
鞍上の安藤勝己騎手は昨年のラジオNIKKEI杯2歳S(GIII、フサイチホウオー)以来のJRA重賞通算44勝目。管理する中村均調教師は昨年の京都牝馬S(GIII、マイネサマンサ)以来のJRA重賞通算27勝目となった。